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最近、情報番組や雑誌でも取り上げられている「睡眠時無呼吸症候群」ですが、気になって私も検査受けました。結果は軽症でしたが、無呼吸はあるようです。そんな私が飛行機に乗って修行していいの?素朴な疑問が浮かんだので少し調べてみると・・・
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睡眠時無呼吸症候群について
睡眠中に無呼吸・低呼吸を繰り返すことで色んな合併症を起こす病気です。40代以上の男性が多いとのことですが、女性もホルモンの関係もあって閉経後に多くなるようです。合併症って?ことですが、要は生活習慣病です。高血圧、脳卒中、心筋梗塞になる可能性が非常に高くなるとのこと。 怖いですね~ 他人事ではありません!
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メカニズムは上図のとおり。健常人は何の障害も無く上気道から肺に空気が流れていますが、無呼吸になる人は喉の奥(舌根部分)が上気道をふさいだ状態になり空気が肺に流れなくなります。窒息死しないの!?って思いましたが、物理的に塞さがれた状態はいづれ(数十秒から数分)脳から呼吸しろ!って命令が下り、呼吸は再開されるようです。
診断基準
重症度合いは、1時間当たりの無呼吸・低呼吸を合わせた数で決まります。(AHI:Apnia Hypopnea Index) ※血液中の酸素飽和度が3%以上低下を伴う
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私は15回/時なのでギリ軽度睡眠時無呼吸症ってことです 涙
では、無呼吸を伴う人が飛行機に乗ったらどうなるのか?とても気になったので調べました。
機内の状態について
◇気圧
飛行中の気圧は地上より低く約0.8気圧です。(地上は1気圧)標高で言えば、2500m程度の山に登っているのと同じ状態です。
◇酸素分圧の低下
気圧低下に伴って機内の酸素分圧も下がり、地上の約70%~80%程度になります。したがって人が取り込む酸素量も下がります。
また、金谷ら(九州大学健康科学センター)の報告によると飛行中の血液中の酸素濃度(動脈血酸素濃度)は、起きている時でも平均 92%。睡眠中は90%を切る場合もあったとか。地上で健常人の動脈血酸素濃度は平均97%~98%ですからかなり低いです。ちなみに呼吸器疾患の患者なら90%を切ると酸素が必要不可欠となる位の値です。
そのような環境の中、私のような「睡眠時無呼吸がある人々」はどうなるのでしょう?まず間違いなく無呼吸は多発し、血液中の酸素濃度はもっと低下していることが容易に予測できます。ただ、我々は肺そのものに異常がないので直ぐには問題は起きないでしょうが・・・・大丈夫かなぁ??
どうしたら良いの?
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飛行機に乗らないことです!って言ったら身も蓋もありません 笑
ひとつのアイデアとして力士(相撲取り)を思い出しました。お相撲さんは睡眠時無呼吸症が多いと聞いたことがあります。その彼らの寝方としてうつぶせ寝があります。物理的に空気の通り道(気道)が塞がらない様に寝れば無呼吸は減るようです。なら、機内であえてテーブルにもたれかかるようにして寝れば防げる!
凄いアイデアだと思って一度挑戦したことがあるのですが、慣れない姿勢では寝れませんでした。苦笑
また、重症になるほどマウスピースとか呼吸を補助する器械(CPAP装置)を使うなど大変ですが、軽症の場合は横に向いて寝るのも有効のようです。
ただ、国内線にフルフラット機材はありませんので水平上向きで寝ることもなりでしょう。一番は垂直の椅子で寝ないことなんですかねぇ 笑
まとめ(無呼吸を防ぐ為には)
1.まず体調を整えて乗りましょう。
2.肥満は睡眠時無呼吸症の大敵です。
3.多量の飲酒は無呼吸を誘発するので控えましょう。
4.長時間に渡るフライト(複数乗換、三角飛び含む)は避けましょう。
5.フルフラット機材は避けましょう(少し嫉妬が入ってます)
てか、1.2.は気をつけますが、その他は無理!苦痛・苦行が修行僧なのです。プレ専の私は食事とお酒を楽しみに繰り返し乗ってるのです。笑
※但し、身体に多少の影響はあるようですが、年がら年中飛行機に乗っている訳ではないので深刻に考える程でもなさそうです。
航空各社の皆様、せめてプレミアムクラスだけでも酸素濃度をもう少し上げてもらえれば助かります。 ご検討よろしくお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !
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