観光シーズンになると、何時も出入国手続きで時間を取られます。閑散期ならまだしも、繁忙期の空港は気絶するほどの大混乱。
出入国審査場から早く脱出したい!誰もが思うことですが、それを解消する「自動化ゲート」ってご存知ですか?
申請はとても簡単で、あっという間に完了しその日から使えます。サクッと出入国したい方非常に便利です。
ただ、パスポートにスタンプが残らないってデメリットがあります。旅の記録、思い出が反映されないのは少々寂しいですよね。
そこで自動化ゲートの良い点、悪い点について考えてみたいと思います。
海外旅行に便利な「自動化ゲート」
海外出張や海外旅行に出かける皆さん、出入国審査の手続きがスピーディーにできる「自動化ゲート」をご存じですか。自動化ゲートは、パスポートと指紋の照合により、自動的に出入国審査を行うことができるシステム。出国前に自動化ゲートの利用登録をしておけば、出入国審査場が混んでいても、自動化ゲートを使って、スムーズに出入国審査を行うことができます。
利用者登録ができるのは、有効なパスポートを持つ日本人、また、外国人の方は再入国許可や、みなし再入国許可制度の対象となっている方です。外国人の方で、過去に利用者登録した方でも、みなし再入国許可により出国する方は、改めてみなし再入国許可に対応した利用者登録を行う必要があります。※政府広報オンラインより
自動化ゲートなら10秒で通過出来ます
自動化ゲートは以外と利用されていないのか?いつもガラガラです。行列している審査場を尻目にサクッと通過できますので、私の様な待つのが苦手な者にとっては非常に便利でした。
機械にパスポートを置いて、両人差し指をかざし照合するだけ。10秒もかかりません。
また、一度登録すれば利用者登録を行った空港以外の空港でも利用できます。
混雑している時に一度でも利用すると、二度と行列に並ぼうとは思わなくなるほど楽なシステムです。
フライト当日でも入国日でも申請すれば利用可能です。
申請書といっても大袈裟な書類ではありません。上記が申請署ですが、悩むことなく誰でも書ける簡単な書類です。
書類提出すれば5分程度で完了します。費用もかからず、その日から利用できます。
保安検査場で長蛇の列でうんざりした後、出国手続きでまた時間を取られる。その出国検査だけでもスルーしたい人にはピッタリです。
特に、航空会社の上級会員でない方なら時間の節約、ストレスから解放されます。
利用者登録の受付場所と受付時間
空港
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場所
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受付時間
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成田空港
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第1ターミナル出国審査場
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8時~21時
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第1ターミナル上陸審査場
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8時~17時
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第1ターミナル中央ビル2Fお客様ご案内センター隣
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8時~16時
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第2ターミナル出国審査場
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8時~21時
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第2ターミナル3F国際線出発ロビー北団体33番カウンター
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8時~16時
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羽田空港 |
国際線旅客ターミナル3F出発ロビーAチェックインカウンター隣
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9時~21時(土、日、祝日、12月29日~1月3日を除く)
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上陸審査場内の入国管理事務室
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8時~16時
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各出国審査場
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8時~21時
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中部空港
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出国審査場
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8時~21時
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3FチェックインAカウンター付近
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9時~21時(土、日、祝日、12月29日~1月3日を除く)
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関西空港 |
第1ターミナルビル4F国際線出国ロビー(CIQ PRルーム内)
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8時~21時
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第1ターミナルビル3F南北出国審査場
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8時~21時
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第1ターミナルビル2F南北上陸審査場
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8時~16時
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第2ターミナルビル(国際線)自動化ゲート利用者登録室
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8時~16時
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第2ターミナルビル(国際線)出入国審査場
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8時~16時
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自動ゲート設置場所
空港 |
設置場所
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成田空港
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第1ターミナル・第2ターミナルの各出国/上陸審査場
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羽田空港 |
中央及び北の各出国/上陸審査場内の入国管理事務室
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中部空港
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出国/上陸審査場
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関西空港
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第1ターミナル・第2ターミナル(国際線)の各出国/上陸審査場
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※引用 法務省:自動化ゲートの運用について(お知らせ)
自動化ゲートは本当に必要?
こんなに便利なシステムですが、与えられた特権を持つ方にとっては便利だけじゃすまされない理由もあります。
パスポートが空白
海外旅行へ行った証は、何と言ってもパスポートにその国のスタンプと日時が残される事じゃないですか。
その証がまったく無いのはちょっと寂しくありませんか?
昨年、修行を兼ねて4か国訪れましたが、スタンプが残っているのは出向いた国の入出国印だけです。
パスポートのスタンプで旅を振り返ってみる。スタンプがどんどん増える喜びって私だけですか?パスポートって審査に使われるのが目的ですが、私達にとってはそれ以外に大切な記録であったり記憶でもあるんです。
この点、スタンプが多すぎて増刷されたdanntraさんが羨ましく思います。
上級会員になれば自動化ゲートは不要?
航空会社の上級会員メリットのひとつとして、「優先チェックインカウンター」があり、「専用保安検査場の利用」を利用できます。
これを利用すれば、どんなに繁忙期でも、待つことなく荷物を預け入れ、長蛇の列になってる保安検査場を利用することなく、ガラガラの専用保安検査場を通過できます。
ならばその先、多少出国検査で列が出来たとしても、許せる範囲の待ち時間とも取れます。
我慢できる待ち時間と永遠に残るパスポート記録。拘る私にはスタンプが魅力です。
結局、その時の立場と考えによって自動ゲートの功罪が変わるんですね。
確かに、私がステータスを持ってない立場なら、自動ゲートを優先すると思います。
まとめ
メリット
- 誰でも簡単でその日から利用できます。
- 入出国検査に時間を取られません。
- 無料です。
デメリット
- パスポートにスタンプされません。(記念、記録として残せない)※但し、通過時に職員に申し出ればスタンプしてもらえます。
- パスポート更新時には再度手続きが必要です。
- 外国での入出国には使えません。(あくまでも日本国内で利用可能空港のみ)
私にとって、繁忙期の空港で一番ストレスとなるのは並ぶことです。手荷物受け入れ、保安検査、出国検査と3つ渋滞が重なればうんざりです。自動化ゲートは、そのひとつを解消するとても便利なシステムです。
しかし、それら渋滞を回避できる上級会員なら、スタンプを押してもらい帰国後旅を振り返るメリットの方が高いと思います。
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飛行機あるある
機内で酔っぱらうのは危険?
あなたはフライト中、お酒は飲まれますか?
国際線での機内はすることも限られるので、酒を飲みたくなります。長時間のフライトとなると、寝つきをよくするために飲むって方もいると思います。
エコノミーよりビジネス。ファーストクラスになると日頃飲めないような高級なお酒もタダですから・・・苦笑
でも飲み過ぎは結構危険な行為なんです。
機内の気圧は低くなるって知ってる聞いたことあると思います。高度1万メートルで飛行している時、0.8気圧まで下がっています。
0.8気圧って言われても想像し難いですが、富士山で例えるなら5合目(2000m~2500m)になり、地上にいる時に比べ酸素の量が80%程度まで下がります。
つまり、体内に入る酸素の量が20%も少なくなってしまうんです。血液中の酸素濃度は92~93%まで落ちます。一般的に90%を切ると低酸素状態と言ってかなり危険なレベルと言われるので、機内は常にギリギリの酸素濃度状態なんですね。
この状態に身体は反応して末梢血管が拡張するので血液循環は良くなってます。そこへアルコールが入ってくると通常より酔いが早くなるってことは誰でも容易に想像つきますよね。
ざっくり言って、機内では1.5倍程度酔いは早まることになるようです。
それだけならまだしも、機内は乾燥しているうえに飲み過ぎると脱水症状を起こし易くなります。これが原因で「エコノミークラス症候群」でもなったら大変です。
また、飲み過ぎると身体の筋肉が緩んでしますので、普段いびきをかく人はいびきだけに留まらず、息が止まってしまう可能性も大いにあります。いわゆる「睡眠時無呼吸」って状態です。
この様に、機内での飲酒は結構リスクを伴うので酒量は普段より控えるのが一番です。確かに色んな誘惑は多いですが、健康を考える歳なら、なお更考えた方が良さそうですね。
ちなみに、CAさんは誰が酒を何杯飲んだかはチェックしているそうですよ~。笑
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !