ANA特典航空券を利用して毎年バリ島へ旅行していますが、目的地まで行くのも毎回同じじゃ飽きてしまいます。特典と言えども地図と世界のハブ空港を俯瞰してみれば、色んなルートが見えてきます。
今までの経験を元に、特典を利用したより良いルート選びについてシェアしたいと思います。
定番 ガルーダインドネシア航空
誰もが一番に思いつくのがこの航空会社じゃないでしょうか。インドネシアのフラッグシップとして有名な航空会社です。特にバリ島は観光地として日本人の観光客を取り込みたい思いもあり、力を入れている路線でもあります。
利点
・東京、大阪から直行便で行ける。
いづれも出発先から約7時間あれば、直行でバリ島へ行けるのが一番の魅力です。
航空便の乗り換えも無いので個人旅行で行くにもハードルは低いと思います。
わたしも償航空券の発券も含めて何度も利用しています。
ビジネスクラスだけの特典となりますが、帰国時のデンパサール空港でのチェックインは特別なチェックイン場所があり、座って待っていれば発券してくれるサービスがあります。(Premium Check In )
旅程
往路は、午前中の出発で夕方5時頃に到着。復路は深夜0:30頃出発して早朝到着するので特に復路は帰国日の時間をフルに使えます。
日本人のバリ島旅行日程で多いのは3泊5日と聞きます。そうなるとフルに活用できる時間は、初日と帰国日を除くたった3日間です。でも、帰国便は日付の変わった深夜ですから、4日目も空港へ行く時間を除くと夜22:00頃までフリータイムなのでギリギリまで旅を楽しむ時間を確保できるのはメリットですね。
運航も毎日1便出ているので、観光シーズン以外なら特典予約も取れ易いので利用される方は多いと思います。
また、現地でサーフィンやゴルフ等大きな荷物を持っていく方にも預け入れ荷物制限が他の航空会社より緩やかなので別料金が発生しないことも利点ひとつです。
バリ島は、特にサーフィンが盛んなところなのでサーフィン好きで自身の所有するボードを使いたい方が多く利用されています。
ANAマイルが利用可能
ガルーダインドネシア航空のアライアンスは「スカイチーム」に属しますが、ANAと提携していることから、特典航空券の利用が可能です。スカイチームのマイルを持たなくても利用できるのは嬉しい限りです。
必要マイル数はエコノミー利用で35,000マイル。ビジネスだと60,000マイルとなります。エコノミーなら家族で行くなど複数人で特典航空券を発券できるマイル数ではないでしょうか。時間もハワイに行くのとさほど変わらないのでギリ耐えられるかとも思います。
勿論、陸マイラーで活躍されている方なら年間20万マイルほど貯められるのでビジネスでも問題ないマイル数とも言えます。
参考記事: 楽してマイルを稼ぐ これから始めるポイントサイトの魅力を完全解説 2019年6月からのルート変更対応
参考記事:発券困難な特典航空券は海外発券 視点を変えれば叶います
機材
エアバス社のオーソドックスな機材であるA330-300 が使用されています。
ビジネス36席 / 24席、エコノミー215席 / 263席と2機種ありますが、ビジネス36席の機材はシートがフルフラットにならず、ライフラットなのが少し残念なところです。
エコノミー席は一般的な国際線サイズなのでLCCのような窮屈さはありません。
ジャカルタ経由便は注意が必要
ジャカルタ経由で帰国する便ですが、ディレイ発生の確立が結構高いとよく聞きます。
私の場合、最高3時間も遅れた経験があります。ただ、ジャカルタから日本に帰国する便は待っていてくれるので、乗りそびれることはありませんでしたが・・・
バリ出発時は国内線になるので出発が遅れると、旧空港施設なのでラウンジも無くしゃれたレストランもありません。
時間をつぶすのは結構辛かった記憶だけが残っています。
絶対ではないのでこればかりは運次第ってことになりますが、遅延の可能性はあると思っていたほうが気分的には楽かも知れません。
ビジネス利用ならスターアライアンス便が快適
もしビジネスクラスを利用するならスターアライアンス便を利用するのはいかがでしょう。
最近利用し始めたルートですが、往復とも深夜便利用でシンガポールを経由してバリに行くルートです。
利点
出発当日は仕事を終えた後から行くことができます。深夜便なのでANA / SQ便共にフルフラット機材で十分な睡眠を得ることが出来るので身体に優しく、機材が最新の787-9と豪華な点も見逃せません。
機内食もガルーダ航空と比べると質が高く旨い食事が提供されます。食事を楽しみにされる方にはポイントとなるでしょう。
また、深夜便で十分に休息を摂った後、バリ島へはお昼の時間に到着するのも利点です。到着日の午後からバリバリと活動できる点が、私は特に気に入っています。
夜になってホテルに到着するのでは、その日は寝るだけとなるのでホテル代も含めちょっと勿体ないですよね。
旅程
東京
往路は、東京からならシンガポールへANA深夜便で出発。翌朝AM7:00頃到着し、豪華なSQラウンジで2時間休憩後、バリ島へはSQ便にてお昼12:00頃到着。
復路は、20:00頃バリ島からSQ便でシンガポールへ出発。同じく2時間程度空港で休憩を挟み、ANAまたはSQ便で朝9:00には東京へ戻れます。
大阪
往路は、大阪を20:00頃一度東京へ向けて出発し、その後の経路は同上です。
復路は、同じく20:00頃バリ島からシンガポールへ出発。
深夜0:00頃シンガポール便にて関西国際空港へ戻るルートとなります。
※往路でSQ便にて直接シンガポールに行く(17時到着)ルートもありますが、それではバリ島への到着が21時頃になり、ガルーダ航空を利用するのと大差が無いように思います。
また、シンガポールで宿泊し翌朝の便にてバリ島へ行く方法もありますが、無駄な一泊を強いられるので良いルートとは言えない気がします。
例)以前利用した時の旅程です。
参考記事:羽田ーシンガポール バレンタインフライト 爆睡しすぎてチョコは無し Suite Lounge は最後の晩餐
参考記事:シンガポール航空 787-10 ビジネスクラス イメージ変えた機材は正解?
必要マイル数は複数国を経由するでビジネスクラスだと63,000マイル。 ガルーダのビジネスより3,000マイルほど多く必要ですがそれなりにメリットは高いです。
その他ルート
・バンコク(タイ)経由ルート(タイ航空利用)
バンコクを経由して直接バリ島に行くルートですが、バンコクからの接続時間に問題がありそうなので利用したことはありません。バンコクーシンガポールーバリ島も同様です。
・仁川経由ルート(アシアナ・シンガポール航空利用)
仁川ーシンガポールーバリ島のルートですが、上記同様にシンガポールでの接続時間に問題があります。
逆に韓国、シンガポールも楽しみたい方には良いかもしれませんね。
・台湾経由ルート(エバー航空利用)
利用したことがありますが、台湾で往復いづれも一泊しないとバリ島へは行けません。
でも台湾も同時に楽しみたいなら良いルートです。
・北京経由ルート(エアチャイナ・シンガポール航空利用)
利用したことがありますが、シンガポールも楽しみたかったので良いルートでした。ただ、目的がバリ島なら接続時間に問題がありそうです。また目的地までのトータル時間はかなり長いです。
空港ラウンジ
魅力ある土産店も少ない空港なので出発までの時間が暇すぎる事が多いです。
こんな時はラウンジ使用が一番ですよね。デンパサール国際空港には3つのラウンジが有ります。
すべてのラウンジを利用してみましたが、大差はありません。エコノミーで行ってもプライオリティパスさえあれば利用できるラウンジがあるので使用されてはいかがでしょう。
・ガルーダ航空ラウンジ
ガルーダインドネシア航空ビジネスクラス以上の方は、ガルーダ航空ラウンジが利用できます。後はスカイチーム上級会員も同等に利用可能です。
・プレミアラウンジ
シンガポール航空、タイ航空等ビジネスクラス以上、またはスターアライアンス上級会員であればここのラウンジを指定されます。
・T/Gラウンジ
プライオリティパスで使用可能なラウンジです。ここの売りは「ライブクッキング」決まった時間になるとその場で調理した品を頂くことが出来ます。
参考記事:デンパサール空港お勧めラウンジ カードラウンジの質が高い理由
まとめ
今回は、バリ島へ行くにあたり実際に利用した経験からメリットが高い二つのルートを比較しながら紹介してみました。
私的には、到着日の時間を長く取れる点と乗り継ぎに無駄が無い事。最新の機材に乗れる事から、シンガポール経由に魅力を感じています。
選び方は人それぞれです。何に重点を置くかで選び方は変わるので、一概にどのルートがベストなのか決定できるものではありませんよね。自身の目的に合ったルートが最適です。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !