ニューヨークの夜景は天空から見るのが一般的ですが、意外と海側からナイトクルーズは様々な角度から絶景の夜景を楽しむことが出来ます。
途中、観光名所にも立ち寄るので一石二鳥の観光とも言えます。サークルラインクルーズは目的に合わせコースを選択できるのも良いところです。
基本情報
ハーレム運河が開通した1905年から3年後、マンハッタン島を外周するクルーズが始まりました。当初はバッテリーパークが出発地でしたが、1955年より現在の場所(42番街83埠頭)から運航が開始されました。
サークルラインを知らない方も多いかも知れませんが、2009年1月5日 ニューヨーク・ラガー空港から出発した「USエアウェイズ1549便」が出発直後、不運にも「バードストライク」に遭い、すべてのエンジン停止を起こし、ハドソン川に不時着水した事故はご存知のかたも多いと思います。
この最悪の事故が発生した際、サークルラインの船も救助に駆け付け、乗客乗員155名全てを救助した事は歴史に残る出来事として今も語り続けられています。
なお、この出来事は後にクリントイーストウッド監督、トムハンクス主演「ハドソン川の奇跡」という映画につながります。
MAP
Habor Lights Cruise 航行地図
サークルラインの出発地は、中心地であるタイムズスクエアから歩いても20分程度(5ブロック)のハドソン川83埠頭に位置します。(Pier 83 on 12 Anenue & 42nd Street)
土地勘に不安があればタクシー利用が一番ですが、分かり易い場所なのでスマホのGoole Mapを利用して行くと簡単にたどり着けます。
クルーズコース
チケットは前もって 公式のサイトから購入できます。目的に合ったコースも選べます。乗船も希望の時間帯も前もって行動予定内に組み込めば理想の旅となるでしょう。
なお、乗船出発40分前に行く事が必要です。
・Habor Lights Cruise
大人$40 子供$33 所要時間 2時間
・Best of NYC Cruise
大人$43 子供$36 所要時間 2.5時間
・Liberty Cruise
大人$31 子供$26 所要時間 1時間
・Landmarks Cruise
大人$37 子供$31 所要時間 1.5時間
サークルライン観光クルーズ
私は、夜景を楽しむために夕方19:00出発の「Habor Lights Cruise」を選びました。所要時間は約2時間です。
なお公式サイト以外でもお得な乗船方法として「City Pass」を購入すれば、乗船可能です。City Passを購入するとニューヨークの観光名所9カ所から6カ所選んで利用できる大変便利なチケットです。
公式サイトで直接購入すると42%Offになりさらにお得です。 大人$126 子供$104
City Pass (NEW YORK CITY)
ハーバーライトクルーズ(Habor Lights Cruise)
時期は9月でしたが、ニューヨークはまだ日が暮れていないPm 19:00出航します。
出航地からハドソン川を少し上ると右手に「インテリピット宇宙航空博物館」が見えてきます。
1982年開館したこの博物館はアメリカ海軍がしようしていた「航空母艦インテリピット」を利用したもので戦艦や航空機が実際に展示されていますが、外観は老朽化が否めませんね。
乗船して30分ほどで日が暮れてきます。ハドソン川からアッパー湾に出た後にイースト川に入る頃にはすっかり日が暮れブルックイン地区の夜景が広がります。
写真左手のマンハッタン島とブルックリンを結ぶこの橋は、アメリカでもっとも古い吊り橋のひとつで1883年に完成しました。橋は2層構造になっており、上層は人や自転車の歩道で下層は3車線の車道になります。
歴史とゴシック風のデザインもあってニューヨークの観光名所のひとつとされています。
昼間に歩いて渡ったブルックリンブリッジも夜の海上から見ると趣が変わりますね。
クルーズはその後「マンハッタンブリッジ」「ウィリアムバーグブリッジ」を超え、ルーズベルト島の手前でUターンし、高層ビルが建ち並ぶ美しいマンハッタンの夜景を見ながら戻って行きます。
高層ビルの屋上から見る夜景も綺麗ですが、海上からエンパイヤステートビルを筆頭に著名なビル群が見渡せるクルーズも一味違った良さを感じます。
ウォールストリートの夜景を堪能した最後に、「自由の女神」が 建つリバティアイランドを目指します。
100フィート近くまで島に近づくので女神像は目の前です。昼間の景観も素晴らしいですが、闇の中でライトアップされた像はひと際目立ち迫力も感じさせてくれます。
自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランス人の募金によって贈呈され1886年に完成した。
アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴であるとともに、19世紀以来絶えることなく世界各地からやってくる移民にとって新天地の象徴ともなっている。アメリカ合衆国ナショナル・モニュメントに指定されている。1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
銅製だが、緑青の為に緑色になっている。像の頭の部分までの高さは33.86メートル(111.1フィート)、台座からトーチ(たいまつ)までの高さは46.05メートル(151.1フィート)、台座の高さは47メートル(153フィート)、台座部分も含めると93メートル(305.1フィート)、総重量は225トンである。
右手には純金で形作られた炎を擁するたいまつを空高く掲げ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とローマ数字で刻印された銘板を持っている。
銅製だが、緑青の為に緑色になっている。像の頭の部分までの高さは33.86メートル(111.1フィート)、台座からトーチ(たいまつ)までの高さは46.05メートル(151.1フィート)、台座の高さは47メートル(153フィート)、台座部分も含めると93メートル(305.1フィート)、総重量は225トンである。
右手には純金で形作られた炎を擁するたいまつを空高く掲げ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とローマ数字で刻印された銘板を持っている。
足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり、全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを象徴している。女神がかぶっている冠には七つの突起がある。これは、七つの大陸と七つの海に自由が広がるという意味である。(Wikipediaより引用)
自由の女神を見た後は、ワールドトレードセンタービル等ダウンタウンの高層夜景を見ながら約2時間のクルーズは終了します。
NY サークルライン観光 ナイトクルーズ
最後に
2時間ほどで有名な観光地を巡るサークルラインクルーズは、短期滞在の観光者にはマンハッタン島の観光地概略を知る上で最も手軽でリーズナブルなツアーです。
コースも選も選べ、費やす時間も約1時間から2時間で廻れるなら、常に混雑した陸上交通を利用するより時間効率も高いです。
何より、船からの景観は普段見ることのできない風景が広がるので旅の印象も深まると思います。
注意すべき点は、季節にもよりますが、秋から春先までは陸上よりも更に体感温度は下がります。利用時は9月の初旬で昼間は28℃、夜は15℃でジャケットの必要を感じました。
印象に残る景観を楽しむには、昼よりもナイトクルーズの方が良いと思います。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !