マイラーなら如何に安価で、より付加価値の高い旅を求めたいのが本音です。
そこで裏技を利用した特典航空券で東南アジア諸国を2回に分けて旅する計画を練りました。
でも実際にそれで楽しめるのか?机上の空論ではなく実際に試して検証したいと思います。
今回は発券編です。
目的
東南アジアへの旅行は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムと何度か行ってますが、なぜかタイには一度も行ってません。
訪れたい国のひとつなんですが、 ご縁が一度もありませんでした。
そこで、今年も行くバリ島旅行に紐づけられないかと思案した時に考えた計画です。
なので今回タイへは旅行に成りえるのか? 0泊3日で実証します。
実際タイはどんな所なのか? 単独で行く価値ある国なのか?自分に適した旅行先なのかを滞在時間18時間もあるのでそれなりに答えを出してみたいと思います。
他の目的としては、複数の航空会社機材に搭乗することです。
退役が近いであろう747ジャンボジェットをタイ航空。2階建てA380をシンガポール航空。今や定番となった787をANAで利用。
これらすべての機材を一度の旅程に組み込みました。
どんぶりに例えるなら「具材全部乗せ」ですね 笑
はっきり言ってマニアな旅程です。実験的な要素も多分にあります。
飛行機に興味が無い方にはまったく無意味な発想だと思いますが、63,000マイルで名だたるエアライン3社のビジネスクラスに乗れるのはマイラー冥利に尽きる計画でもあります。
必要マイル数
今回の旅程では、スターアライアンス便利用となるので、63,000マイルが必要となりました。
旅程
1回目 伊丹ー羽田ーバンコク(タイ)-羽田
(途中降機)
2回目 羽田ーシンガポール経由ーバリ島(インドネシア)ー関空
これが、今回計画した旅程です。
なぜ可能なのか?
特典航空券の利用には航空会社が定めた規約がありますが抜け穴も存在します。
そこを合法的に利用すれば成り立つ手法のひとつです。
ANAの場合、同一エリアなら複数複数都市(国)の移動は認められています。
また、全便ANAであれば、日本発の途中降機(24時間以上の滞在)は不可ですが、海外航空会社便が含まれていれば、途中降機が可能になる事を利用した点です。
概要だけでは分かりにくいので具体的に書き留めます。
1回目 タイ旅行(0泊3日 経由地)
羽田ーバンコクー羽田はあくまでも目的地(バリ島)へ行く為の乗り継ぎに過ぎません。途中降機でもありません。いわゆる弾丸旅行になります。
後で詳しい旅程を見れば分かるとおり、タイでの滞在時間は18時間もあるので十分観光までも楽しむ時間はあります。
弾丸旅行となりますが、往復共に深夜便であると共にビジネスクラスなので十分睡眠は取れるのでおじさんであっても、さほど厳しい旅にはならないはず?です。
そして羽田に一度戻りますが、ここを途中降機地として1回目の旅行を終えます。
POINT
海外航空会社を利用すれば、国内でも途中降機が可能になる。
2回目 バリ旅行(目的地)
羽田ーシンガポールーバリ島ー関空
再度、羽田を出発し シンガポールを経由し、目的地であるバリ島に行きます。
復路はシンガポール航空を利用したい思いもあり、帰国地は関空としました。
※出発の伊丹空港と到着地関西国際空港は同一関西エリア空港とみなされるので問題にはなりません。(神戸空港も可能)
航空便スケジュール
1/18~1/20
伊丹出発は18:00なので少し早めに退社すれば間に合う時間帯です。
羽田では、出発まで5時間ほどあるので、ラウンジで食事とシャワーを浴びてのんびり過ごせますね。
東京ーバンコク間は往復共に深夜便となり、バンコク18時間滞在中は現地ツアー(午前中のみ)に参加し主要観光名所のみ見学を検討中。
楽しみとしては、タイ市内でのマッサージ。帰路のスワナプーム空港でも「ロイヤルオーキッド・スパ・ラウンジ」にて軽く手足のマッサージでもしてもらえれば、ぐっすりと寝て帰国できるはずです。
0泊3日の弾丸旅行ですが、実は楽ちん視察ツアーなのです。帰国も日曜日早朝に着きますから翌日の出社にも問題なしですね。
と、さも完璧に練られた計画のようですが、そんなに上手くいくとは限りません。旅はハプニングがあるのが普通ですから。苦笑
2/14~19
こちらがメインの旅行となります。なのでこの旅行で楽しめなかったら最悪です。
何故なら、すでに旅行予約でかなり損してますから・・・ 泣
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金、月、火の3日間有給を取りますが、昨今のご時世で有給休暇消化にはもってこいです。
4泊6日ですが、こちらも長距離移動は深夜便利用なので疲労は少ない旅程です。
往復共にシンガポールでのトランジット時間は2,3時間なのでチャンギ空港内「シルバークリス・ラウンジ」にて軽食して過ごすには程よい時間ではないでしょうか。
※お気づきの方もあると思いますが、この旅程には「伊丹ー羽田」間の移動が含まれていません。この区間の移動は別途特典航空券を発券してます。
楽しみな機材
タイ航空
今や数少なくなってきたボーイング社747のビジネスクラス利用は初めてです。機材は多少古さを感じるとは思いますが、往路は2階席、復路は1階席なので違いも含めて楽しめたら良いですね。
シンガポール航空
昨年秋に搭乗したアシアナ航空A380-800に続き、今回はシンガポール航空A380-800の搭乗になります。
よくシンガポール航空機内の良さを耳にしますが、実際に体感してみたいと思います。
ANA
787のスタッガードシートはエア・チャイナでも体験しているのでさほど新鮮さはありませんが、安心感ある機材ですね。
今回は、ANA便とシンガポール便で利用するので違いを感じたいですね。
また、CAさんの気配りもに期待してます。
燃油サーチャージにやられた
航空便のスケジュールだけ見ると結構上手に発券できたように見えますが、実はそうでもありません。
2/14 羽田ーシンガポール便ですが、最初の予約はビジネスが取れずエコノミーでした。幸い非常口席(Exit Low)が空いていたのでそれでも良いかと思ってましたが、後日ビジネス席が空いたので発券し直しました。
最初の発券時より、燃油サーチャージが上がっていたので¥3,000円別途徴収されました。
また、1/9 バンコクー羽田便も当初はビジネスに空きがなく、バンコクー成田便でした。
東京から大阪への帰省は羽田便を先に予約していたので、バス移動(¥3,000)も仕方なしと諦めてましたが、最近になって空きが出たのを見つけ速攻ANAディスクへ連絡。
何時ものように心優しいオペレーターが変更してくれ手数料は無料ですが、差額は何と¥9,000円?!
一瞬、諦めようかと思いましたが、席まで段取りしてくれたので断り切れず変更しました。涙
計▲¥12,000の別途出費となりました。
(当初発券時の約2倍の出費です)
当初の発券時より、燃油サーチャージが高騰するとこう言うロスが発生します。
世の中そんなに甘くはありません!
発券時と変更時の燃油サーチャージに大きな違いがあるかどうかは、変更したい場合予め調べておいたほうが良さそうです。
特に搭乗便数が多くなると、燃油サーチャージ料は大きな負担となります。
雑な下調べして発券したからこうなったんじゃないの?って思われるかもしれませんが、発券前に空いていたことを確認しての結果です。
ちなみに同行者は発券当初、私より先に(数分前)に発券したので全て計画どおりです。
特典航空券の発券は、上級会員が有利と世間では言われてますがそうとは限りません。
早い者勝ちです!
今回の発券においては、先に発券した一般会員にダイヤモンド会員が負けました。泣
まとめ
同一マイルで複数都市を時期を分けて旅行する裏技は存在します。
上手く一度で発券できればお得感満載ですが、搭乗便が多くなるだけに一度にすべての便を抑えるのは単純ではありません。
逆に言えば、早期の予約こそがこの裏技を可能とする肝となります。
また、空いていれば即発券する。会員種別なんて関係ありません!
その心構えが命運を左右するじゃないでしょうか。
まだ実行していないので結果は実践した後に報告したいと思います。
何処かの誰かひとりでも役に立てば幸いです。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !