タイ航空 羽田ーバンコク間は現役では数少なくなりつつあるボーイング社747型機(通称ジャンボジェット)が就航しています。
ビジネスクラスは1F,2Fに分かれていますが、利用する際何処の席が良い席なのかを実際に搭乗し検証しましたが、席によってかなりの差がありそうです。
時刻表
タイ航空 羽田ーバンコク線は毎日2便 B747-400が就航しています。その他ANAとの共同運航は同じく毎日2便飛んでますが、機種は787-9です。
今回は往路2F席、復路1F席で利用しました。
(羽田-バンコク)
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TG683
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11:00
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16:15
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7時間15分
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毎日
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747-400
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TG661
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00:20 |
5:25
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7時間5分
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毎日
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747-400
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(バンコクー羽田)
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TG660 |
14:50
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22:30
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5時間45分
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毎日
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747-400
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TG682
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23:15
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6:55
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5時間40分
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毎日
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747-400
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シート
シートピッチ(座席前後の間)は窓3つ分とかなりの余裕があります(152cm)。座席幅は51cmと一般的なビジネスクラス同等です。
リクライニングに関しては、今流行りのフルフラットにはならず167°が限界です。フルフラットに慣れている方には少し不満かもしれませんが、快適性は保たれており睡眠にも影響を受けるほどではありません。
座席廻りの空間がゆったりしているのが特徴です。
席配列
1F
1Fは最前列(1~4列)はファーストクラス。ビジネスクラスは座席番号22~26列、座席番号は(A,B,E,F)18席です。
ここで注目してほしいのは、前方に向かって右側の座席(E,F)側には窓が無く壁になっている点です。(写真右上方向)
窓からの景色に興味が無い方には関係ありませんが、外が見えないだけに少し閉塞を感じる方もいるかもしれません。
正直言って飛行機に乗ってる感じはあまりしないのでは?って思われる席です。
2F
2F(Upper Deck)は11~19列、座席番号は(A,B,J,K)32席となります。
座席、シートピッチ等は1F席と全く変わりませんが、注目すべき点は窓と座席の間に空間があることです。
窓側(A)ならばプラス30cmほど開けているのでより開放感があります。
とかく機内は狭くて窮屈な空間のイメージを持ちますが、窓側A席であっても通路側席同様に横空間が広がると閉塞感や精神的な疲労はかなり変わります。
窓からの景色も見たいけど横方向の空間もほしい方には贅沢な席です。
また窓側席には広い収納ボックスが使えます。横幅30cm程度、長さはシートピット同等150cmもあるのでかなりの手荷物が入ります。
※機体の構造上1Fには収納ボックスはありません。
機内に持ち込む荷物で収納だけの目的なら頭上の棚に収納すれば済みますが、ちょっとした小物、パソコン等機内で使用する物、本など身の廻りに置いておきたいけど邪魔になる物を使用時以外に収めるには大変便利です。
私の場合は、土産物、カメラ、タブレット端末、寒い時に羽織る上着など使用しない時には入れてましたが、席を離れず入れたり出したり出来るので重宝しました。
特に身の回りの持ち物が多い女性の方には利便性に長けていると思われます。
ただし、機外に出るときには忘れないように気をつけましょう。笑
難点と言えば、2Fは機体の形状(丸みが強い)ので外枠の窓と内枠の窓が平行になりません。ちょっとズレてます。 機内から外の写真を撮るには工夫が必要かなと思われます。
どの席が良いか?
もうお分かりだと思いますが、2階席がgoodです。
得に窓側なら外の景色も見られ、座席すぐそばに大きな収納ボックスもあって開放的でありながら機能性にも長けている席です。
逆に、あまりお勧め出来ないのは窓もなく壁になっている1F(E,F席)です。閉塞感があり、外からの光も入ってこないのは寂しい限りです。
その他注意点
機内食
タイ航空の食事は美味しいと評判ですが、夜出発の便は到着前(2時間半前)あたりに朝食が提供されるのみです。
夜便でおなかを空かせて乗ると朝食以外はおなかを満たすほどの食事提供はないので気を付けたいところです。
ビジネスクラスならラウンジでしっかりと食事を取ることをお勧めします。
私も深夜便利用の際は、ラウンジで飲食し機内ではひたすら寝ることが多いです。5,6時間のフライトで朝食を取ろうとすると、睡眠時間は3時間以下になります。
目的地で有意義に過ごすには睡眠は大切です。おじさんらしい発想ですかぁ?。苦笑
エンターテイメント
機材が古い事もあり、モニターもさほど大きくなく画質も余りよくないのは仕方ありません。
プログラムは機材に関わらず同じなので画質に拘らなければ楽しめると思います。
まとめ
タイ航空ボーイング747は今では去り行く機種ですが、最新鋭機体に比べ室内全体がゆったりとしています。
特にビジネスクラス以上は、無駄に広いと思われるスペースがあるので開放的でリラックスできるのは間違いありません。
機能性を追求するがばかりに多少窮屈な感じがする最新機材よりもゆったり感を望むなら、ジャンボジェットの愛称で呼ばれるB747-400も捨てがたい存在価値のある機種です。
退役まじかと噂されるこの機種にあなたも一度乗ってはいかがでしょう。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !