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社用族がダイヤモンド会員を維持できる理由

 

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最近、航空会社の上級会員には主に二つの属性に分かれています。私達のようなマイルを貯めて成りあがる陸マイラーと純粋に飛行機に乗るだけで上級会員になる人達です。

 

その正当な上級会員の中で、「社用族(社畜)」と呼ばれるマイラーが如何に最上級会員を続けられるのかを知ったので情報共有します。

 

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はじめに

航空会社の上級会員は、元々会社の経費で頻回に飛行機に乗る社用族と呼ばれる方々が大半を占めていることはご存知のとおりです。

 

最近になって、私も含め陸マイラーが大量にマイルを獲得することを利用して上級会員に成りあがることも多くなりました。

 

社用族の上級会員と言われても、遠い存在であって今一つピンときませんね。ところが、身近に感じる出来事が最近ありました。

 

数十年お付き合いのあるお客ですが、今回初めて私の勤める会社持ちで航空券を手配することになったのです。

 

確かに上客ではありますが、私の中では予約変更の利く、一般的に普通運賃と呼ばれる「往復運賃」を手配すれば良いかっと思ってました。

 

ある程度親しい方だったので、打ち合わせも兼ねて伺った際、飛行機の事で話が盛り上がりました。

 

話の中で初めて知ったのですが、仕事で年間30回強飛行機を利用されるとのこと。すべて国内線で月2回は大阪から東京へ出張とのことでした。

 

私の頭の中では素早くプレミアムポイントを計算し、プラチナ会員になってるんだろうなぁと想像しました。

 

しかし驚くことに、20年近くダイヤモンド会員を続け今では「200万ライフタイムマイラー」に達したらしいのです。

 

200万マイラー!!国内線のみ(通称ドメ線)でどうやって成れる!!!

もはやパニックになりました。

 

今日は社用族がどうしてダイヤモンド会員を続けられるのかをお話します。

 

最上級会員とは

プレミアムポイント

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陸マイラーなら誰でも知っていることとは思いますが、年間100,000プレミアムポイント以上を獲得した場合に成れる資格です。

 

プレミアムポイントとマイルは違います。マイルは純粋に乗った飛行距離(区間基本マイレージ)で付与されます。

 

プレミアムポイントは、区間基本マイレージ✖運賃倍率✖距離倍率+搭乗ポイントの合計です。

 

すなわち、同じ路線に乗ってもグレードの高いクラスまたは搭乗券によってプレミアムポイントは大きく変化します

 

運賃倍率(積算率)と搭乗ポイント

運賃は1から13に分かれ、積算率は150%~30%と変化します。

 

搭乗ポイントは、運賃1~5までは400ポイント。運賃6は200ポイント。それ以外搭乗ポイントは付きません。

 

私達陸マイラーと呼ばれ、上級会員を目指す者はいかに効率的にプレミアムポイントを稼ぐかを第一に考えますね。

 

良く利用する運賃は下記のとおりです。

 

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運賃2(125%+400ポイント)

効率を高めるためによく利用されているのが「プレイミアム特割」「プレミアム旅割28」「プレミアム株主優待割引」ですね。

 

運賃4(100%+400ポイント)

修行者に良く利用される海外へ行くのに沖縄、石垣とかを組み合わせてポイントを稼ぐ「海外乗継割引スペシャル」です。

 

運賃5(75%+400ポイント)

特割とか株主優待割引運賃を利用した時の運賃になります。

 

運賃7(75% ポイント無)

旅割を利用した時の運賃で一番ポピュラーですが、ポイントが低くなるのでマイラーは長距離(羽田ー石垣 / 沖縄ー千歳)で利用する場合が多い運賃です。

 

社用族が使うクラス

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その方の話ですが、社用で飛行機を利用する場合は、常に運賃1の「プレミアム運賃」だそうです。

 

私が成りあがる為に、僅かに利用した「プレミアム旅割28」じゃありません!!

 

確かに名前は聞いたことありますが、まったく縁のないクラスなので私の中の運賃表からは消えてるクラスです。苦笑

 

伊丹ー羽田運賃

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見てのとおり、プレミア運賃は片道37,890円 往復75,780円。

私が普通利用する旅割運賃は片道10,490円 往復20,980円

 

その差は, 54,800円 3.6倍も違います。

 

社用なので会社持ちとは言え、これほどまでに違うんですね。航空会社が社用族を大切にしたい気持ちはよく分かりました。

 

おかげで、わが社もプレミアムクラスの航空券を手配させていただきました。(私の腹が痛む訳ではないので良いのですが・・・)苦笑

 

ダイヤモンド会員への検証

社用族が国内線だけでどうやってダイヤモンド会員を維持できるのか?をこの客の情報からシミュレーションしてみました。

 

この方は大阪ー東京を月2回搭乗し、その他国内線を約6回程度使っているとのことで調べてみます。

 

 伊丹ー羽田

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区間マイレージは280マイル

運賃1なので運賃倍率は150%

路線倍率は国内なので2倍

搭乗ポイントは400ポイント

 

280  ✖ 150% ✖  2倍  + 400ポイント = 1,240 ポイント

往復で2,480ポイントになります。

 

月2回利用するので年回24回になり、2,480 ✖ 24 = 年間59,520プレミアムポイント

 

これだけで、プラチナ資格は簡単にクリアできます。

※プラチナ会員資格は年間50,000プレミアムポイント以上獲得。

 

伊丹ー那覇

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伊丹ー新千歳

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沖縄・札幌にも行かれてるとのことで調べます。

 

伊丹ー沖縄  片道 2,617ポイント 往復 5,234ポイント

伊丹ー新千歳 片道 2,398ポイント 往復 4,796ポイント

この二つの区間を4往復するれば、(5,234 + 4,796 )✖ 4= 40,120ポイント

 

これを先ほどの東京出張に足せば、 99,640プレミアムポイントとなり、ほぼ達成です。

 

恐るべきは、国内のみたった30回の搭乗です。

私達のは想像を絶する修行?ルートですね。

 

社用族がダイヤモンド会員を長期に渡って維持できる理由が分かりました。

 

一般会員が同一条件で旅割を使用した場合のプレミアムポイント

 

伊丹ー東京 年間24回 420ポイント✖24=10,080ポイント

伊丹ー沖縄   4回  1,108ポイント✖4=4,432ポイント

伊丹ー新千歳  4回     990ポイント✖4=3.960ポイント

 

合計18,472ポイント

 

はぁ~!屁にもならないプレミアムポイントです。 涙

伊丹ー羽田間なら100回乗っても追いつきません。3日に一回搭乗しても追いつかないのですから相手になりません。

 

積算倍率150%の威力は凄いですね。

 

同じ区間を乗ってもこれほどまでに違いがあるとは思いませんでした。

運賃1を利用する社用族と運賃7しか利用しない庶民の違いは歴然です。

 

羨まし過ぎますが、現実から離れすぎてるので笑うしかありませんね~。

 

世の中の社用族すべて同じとは言えませんが、未だにこのような運賃クラスを会社持ちで乗られる方が居るんですね。

 

どうりで伊丹ー羽田便は搭乗の際、ずらりとダイヤモンド会員が並ぶはずです!

 

やはり庶民が最上級会員に成りあがるには、海外ルートを利用したり、裏技(穴)を狙うのがやはり一番の成功方法であると確信しました。

 

 

最後に

社用族がいとも簡単にダイヤモンド会員を続けられるのかがよ~くわかりました。

 

しかも、何十年もお付き合いのある身近な方がそうであるとは全く知りもしませんでした。

 

まぁ私には縁のない話なので、また修行を行う時も地道に陸マイラーらしい方法でチャレンジすると思います。

 

最後ですが、お客に私がダイヤモンド会員であることを言わなかったのは幸いでした。恥

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !

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