14時間以上の長距離で少しでも疲労を軽減したい思いで超大型旅客機A380-800を利用してみました。
結果は超快適の一言。疲れなんて一切感じることなく、目的であるニューヨーク観光を楽しめました。
その機材と機内状況を振り返ってみます。
経緯
一度は訪れてみたいニューヨークでしたが、金額の問題や長距離による疲労を考えるとつい二の足を踏んでました。
しかし、金額面ではポイントサイトを利用しマイルを貯めることで解消。長距離の疲労についてもビジネスクラスなら軽減できそうなことも分かったので今回実行するに至った訳です。
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アシアナ航空を選択
ニューヨークまでは羽田、成田からANA便を利用するのがベストな選択です。ただ、特典航空券でビジネスクラスを利用するには1年前からの予約戦争に勝たねばなりません。
座席数が限られているので、2席を確保するにはいくら上級会員であっても激戦になります。
会社員なので1年先の休暇なんて予測できるはずもなく、特に観光シーズンを狙っていたので完敗です。
そこで海外発券に視点を変えると、韓国、中国、台湾からでもニューヨーク便(以下NY便)は出ているのに気づきます。(スターアライアンス便)
韓国 アシアナ航空
中国 エアチャイナ
台湾 エバー航空
しかも、海外発券なら特典であっても意外と空いています。
その中、一番近い韓国(仁川)アシアナ航空なら大型機材A380-800が利用できることを知り、発券に至りました。
発券困難な特典航空券は海外発券 視点を変えれば叶います
A380-800利用のメリット
室内が非常に静か
A380-800は総2階建ですが、エンジンは4基搭載されているで出力に関して余裕があります。
また、座席は2階部分前方に位置していたのでエンジン音が聞こえにくいこともあり、離発着でさえ轟音になることは一切なく常に静粛性は優れてました。
長時間のノイズは疲労を高めることから体の負担はかなり軽減されたと推測します。
飛行中、エコノミー席付近も歩いてみましたが、中型機よりは遥かに静かであったことからも、どの席であってもノイズ疲労は軽減されたことと思います。
余談ですが、最後尾まで歩くと機体の長さが実感できます。ほんと長いですよ。血栓防止の運動になるほどです。
超大型機なので機体が揺れにくい
総じて小型、中型機より重量の関係もあり機体が揺れにくいので目を覚ますことなく熟睡できます。
快適な座席環境
写真はアシアナ航空公式ページより引用
座席は最新のビジネススマーティウムが採用され、1-2-1の配列と長いシートピッチ、座席幅も広いこともあり快適な空間が保たれています。
座席配列もプライベート性が保たれるように席と席が離れている上に横配列もずらしているので他者が気になることはありません。
また、家族向けに並び席も用意されているので用途にあわせて席を確保することも可能です。
照明は、食事後は天井のイルミネーション以外は消灯されることで快適な座席空間と時間感覚が無くなることもあり、睡眠は補償されます。
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ファーストクラス
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ビジネスクラス |
エコノミークラス
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座席数
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12席
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66席
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417席
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座席配列
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1-2-1
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1-2-1
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1F(3-4-3)
2F(2-4-2)
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シートピッチ
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83インチ
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74.5インチ
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33インチ
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シート幅
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22インチ
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22インチ
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18.9インチ
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シートタイプ
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ファーストスイート
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ビジネススマーティウム
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エコノミー
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モニター
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32インチ
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15.6インチ
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11.1インチ
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自動シートコントロール
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有り
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有り
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なし
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電源
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有り(115V)
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有り(115V)
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有り(4座席に3つ、3座席に2つ、2座席に1つ)
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USB
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有り
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有り
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有り
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広い化粧室と ラウンジ
2F最前方には一般的なトイレの他に広々とした化粧室が完備されてます。
トイレも使用しない時はフラットになる為、ベビーパシネットとしても利用できます。気分を変えたい時、歯磨き等したい時にも都合のよいスペースです。
誰もが寝静まった時間だったので散策。余りに快適なのでここで20分ほど時間を過ごさせてもらいました。笑
最前方右手にはLOUNGEと称した並び椅子が用意されています。友人、家族との談笑、身体のストレッチの場としても最適です。客室からは離れているので迷惑をかけることはありません。
隠れた場所ですが、2Fビジネスクラス客しか利用できそうにないので結構穴場です。笑
長時間乗ってる訳ですから、いくら快適な座席でもじっとしていては飽きてしまいます。そんな時に、広い化粧室とかこのLOUNGEスペースは大変希少な存在であって利用価値は高いはずです。
大きな機体だからこそ作る事が許さる空間ですね。搭乗された時は是非利用してみてください。
アメニティ
ノイズキャンセラー付きのヘッドフォンは音もクリアなので映画鑑賞に適しています。
提供されたポーチの中は、機内で快適に過ごせるよう一通りの商品は完備されてました。機能性重視ですね。
機内食
機内食は3回提供されます。
まずは、安定飛行に入ってから1回目が提供されるのですが、その後はちょうど目が覚めた時間で食事が提供されていましたが、時間感覚が狂うので何時頃に提供されたのはは不明です。
メニューは「洋食」「韓国料理」の2種類から選択です。
1回目の洋食なんですが、メインの牛肉料理の写真がありませんね。搭乗前にお腹一杯になるまで食べた後の食事なので適当で申し訳ありません。
2回目韓国料理を選択した時の料理です。焼肉がメインですね。品数も多いですし、味も確かなので口に合った食事が出来ました。
こちらは朝食ですね。色鮮やかなトマトとモッツァレラチーズもありましたが、寝起きだったので撮り忘れました。
すべての食事に言えることは、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに提供されるので味は見た目どおりの美味しさです。
A380-800利用のデメリット
搭乗に時間がかかる
この写真は、帰り便のJFK空港搭乗口に並んだ時のものです。搭乗口は写真右上「B29」ですが、ビジネスクラスでも30mほど行列が出来ます。
搭乗口と反対側にエコノミークラスの乗客が並んでいましたが、3列でも気が遠くなるほどの行列です。400名ほど搭乗するので仕方ないですね。
なので搭乗が開始されてすべての乗客が席に着くまで40~50分かかったと思われます。
機材に関するデメリットはこれくらいで他に感じることは無かった気がします。
ただ、アシアナ航空をANA特典航空券で利用する場合は、発券するのに95,000マイルとANAで行くより10,000マイル余分にかかります。
10,000マイルは痛いですが、目的を満たす経費と割り切れば大きな障害とはならないはずです。
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まとめ
長距離線で初めて超大型旅客機に乗ってみましたが、ビジネスクラスでもあり本当に快適に過ごせました。
以前、イタリアに行った際、ターキッシュ航空エコノミーで大変疲れた事を思うと天国と地獄の差です。
常にビジネスクラスを利用するほど余裕はありませんが、せめて長距離便を利用せざる得ない国への旅はこのクラスを使用したいですね。
贅沢な願望と思われがちですが、陸マイラーを続けなら誰でも実現可能なレベルです。
ANAも来春からハワイへA380が飛ぶようですが、この機材なら今以上身体に負担なく快適な空の旅を楽しめると思われます。
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何処かの誰かひとりでも役に立てば幸いです。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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