NY(ニューヨーク)でステーキハウスと言えば、日本にも出店しているピーター・ルーガー、ウルフギャングがとても有名ですね。その中、まだ日本未出店で有名人も通う老舗のステーキハウス「キーンンズ・ステーキハウス」のレビューです。
所在地
最寄り駅はペンシルバニア駅(Penn Station)。そこから徒歩で10分かからない場所に位置します。タイムズスクエアからも徒歩20分あれば行ける利便性のよい所です。
近くまで行けば、店名が書かれた出っ張った軒先とお洒落な外観で直ぐに分かります。
www.keens.com
歴史と風格を感じさせる店内
創業は1885年。店名は初代オーナーの名前(アルバート・キーンズ)が由来です。
店の拘りは強く当初は男性専用の社交の場でもあったそうです。
店内は、4つの部屋が1階と2階に分かれ300席もある大変大きなレストランです。案内されたのは2階席(リンカーンルーム)。そこにはリンカーンにまつわるお宝的な展示品も飾れており、他のステーキハウスとは一線を画す歴史も感じさせます。
壁に掲げられたコレクションもさることながら、天井一面に飾れたパイプ(チャーチワーデン・パイプ)は特に希少です。
昔、会員制の社交場でもあったこともあり、預かり品であるパイプが無数に並べられています。
アメリカで野球殿堂入りし、誰でも知っているベーブ・ルース、第26代アメリカ合衆国大統領セルドア・ルーズベルト、第二次世界大戦で連合国総司令部(GHQ)の最高司令官であったダグラス・マッカーサー等のパイプも陳列しています。
ポーターハウスを食す
着席すると笑顔で男性店員が迎えてくれます。メニューを渡されまずは食前酒。シャンパンと言いたいところですが、飲むと炭酸でお腹が張ってしまう体質なので、ここはあえてワインにします。
キーンズでイチオシはここでしか食べられないマトン・チョップが大変有名なんですが、今回メインのオーダーは「ポーターハウス」にしました。
ポーターハウスは基本Tボーンステーキですが、フィレの部位が多いのが特徴です。(フィレの幅が3.2cm以上)
最上級のプライムビーフを独自のドライエージングし、熟成したビーフは塩、コショウのみの味付けでいただきます。
日本で食べる霜降り肉は旨いですが余り量は食べれません。
しかし、柔らかく旨味がある赤身肉は、あっさりしてることもありいくらでも食べれます。
付け合わせで選んだクリーム・スピナッチ(ほうれん草)もまろやかであってにんにくも効き、肉との相性も抜群でした。
すべて残すことなく最後まで美味しくいただきました。ご馳走様。
最後に
「NYでステーキを食べるなら、日本に進出していない店」を条件で選んだのがこの店です。日本に出店している店なら気軽に行けますが、NYとなるとそう簡単には来れませんよね。
店は外観から素敵でしたが、内装は想像を超えた素晴らしい造り。開店当初からも趣をそのまま継続している希少なレストランでした。
勿論、メインのステーキも期待を超えるもの。さすが、ニューヨーカーが愛するステーキハウスですね。
大人のレストランて言葉が最も相応しいお店ですが、服装はスマートカジュアルで構いません。
ただ、人気のあるレストランなので予約は必須です。電話受付していますが、E-mileでも可能です。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !