![f:id:norijp01:20190309104549j:plain f:id:norijp01:20190309104549j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20190309/20190309104549.jpg)
機窓からの風景。それは非日常の世界ですね。日頃見ることのできない鳥観的な風景も最近Goproのような手軽なガジェットの登場で手軽に動画撮影できる時代になりました。
その撮影時のポイント、問題点について振り返り検討してみます。
撮影目的
撮影場所でポイントになるのはまず目的を明らかにすることです。目的を明らかにすることでカメラビューが決まり、撮影時間も決まると思います。
機内の雰囲気、臨場感を求めるなら出発前から撮りだし、アナウンスの音声と共に飛行機が動き出し、飛び立ち俯瞰風景を交えながら、最後は到着まで一連の記録を収める動画となるでしょう。マニア向けですかね~
俯瞰した時のきれいな風景を目的とするなら、感じた風景が現れた時に撮影し、後に編集し繋ぎ合わせればあなたオリジナルの動画になります。
どの席から撮影する?
前列座席
![f:id:norijp01:20190309142846j:plain f:id:norijp01:20190309142846j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20190309/20190309142846.jpg)
翼に邪魔されることなく、風景をメインに撮影したい場合は前方座席が何といっても一番ですよね。
画面いっぱいに風景動画が描かきだされるイメージです。広角で撮っても機体に邪魔されることなく撮影できます。
中央部座席
![f:id:norijp01:20180409213859j:plain f:id:norijp01:20180409213859j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20180409/20180409213859.jpg)
主翼が画面の半分近くを占める画像になります。離発着際、飛行機の揚力を増大させるためのフラップ、飛行機をバンクさえるのに使う(エルロン)の臨場感ある動きを風景と共に収めるには良い席です。
飛行機マニア向けの動画には良いはずです。
後部座席
![f:id:norijp01:20190309105146j:plain f:id:norijp01:20190309105146j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20190309/20190309105146.jpg)
4分の1程度機体が入る画像となります。
主翼の動きと風景が連動しながらの俯瞰動画になります。見る人が如何にも飛行機に乗っている気分にさせる効果もあります。
揚力が増す場面では翼がしなる画も撮れ、迫力ある映像が楽しめます。
広角か望遠か?
機窓からより幅広く風景を撮るには広角レンズや広角モードです。おおまかに撮影時の地理、位置を特定できる点でも優れてます。
強調したいポイント、風景をよりリアルに表現したい場合は望遠ですね。山で言えば、富士山の雪化粧にフォーカスするような映像を撮るには向いています。
窓ガラス映り込み
![f:id:norijp01:20190309180821p:plain f:id:norijp01:20190309180821p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20190309/20190309180821.png)
外部の明るさより内部の明るさが大きい場合に、室内の風景が窓ガラスに映り込む現象が起きます。
せっかくの風景も、室内が映り込んでしまうと良さが半減しますよね。
そのような場合にどうしたら良いか?ですが、ガラスの廻りを覆い隠すような物の真ん中に穴を開け、そこにカメラのレンズを当てて撮影すると映り込みは防げます。
商品として「忍者レフミニ」があります。
ただ、ミニと言っても直径35cmもあるので目立ちます。使用する際に勇気が必要です。もう少し小さくても性能は変わらないので、面倒ですが自作するのも方法です。
何も使わず映り込みを防ぐには、出来るだけ窓に近づいて撮影することです。窓との間を1cm以下にして撮影するとほぼ映り込みは無くなります。
ただし、常にその距離を確保するにはカメラを固定するしかありません。手持ちすると出来ても撮影時間は限られるでしょう。
※注意点
窓に固定して撮影する場合は、クルーの許可を得よう。
機体の窓は3重構造になっているので、総重量300g程度のものを張り付けても物理的には問題はないはずですが、禁止する航空会社もあるかも知れません。
私が撮影した時も声をかけて許可を得ました。海外航空会社であったせいかもしれませんが、快く承諾してくれました。
ウェアラブルカメラの利用
![f:id:norijp01:20190309160810p:plain f:id:norijp01:20190309160810p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/norijp01/20190309/20190309160810.png)
Gopro Webサイトから引用
機内に大きなビデオカメラを持ち込んで撮影するのは勇気がいるし、荷物がかさばるのでためらいますよね。
個人目的で記録、記念として残すにはGoproのようなウェアラブルカメラが最適です。
人目を気にすることも無く手軽に撮影できます。
しかも画質は4Kまで対応しているので高品質の映像が残せます。
手で持っての撮影とか、どこかに固定して使用などコンパクトで軽量なのでその場に応じた利用方法を考えやすいのも特徴と言えるでしょう。
勿論、外部風景だけでなく機内の様子や友達と共演撮影も 画各が広いので狭い機内でも十分映像内に収めることが出来ます。
ウェアラブルカメラのメリット
・軽量・コンパクトなので何処でも撮影し易い。
・高画質4K画像の撮影が可能。
・手ブレ補正機能付きなので安定した画像が撮れる。
・アクセサリーが豊富なので幅広いスチエーションに対応できる。
GoPro HERO7
主な性能
最軽量 116g
4K 60fps
電子手ブレ補正機能
防水性能 10m
最大可能時間 110分(720p/60fps)
Goproは本体以外にもアクセサリーが安価で充実しているので撮影の幅が広がります。
DJI Osmo Poket
主な性能
最軽量 116g
4K 60fps
手ブレのしない3軸スタビライザー
最大可能時間 140分
Osmo Poket は、Gopro同様なウェアラブルカメラに3軸スタビライザーを合わせた画期的な商品です。
これにより手ブレは一切なく安定した動画撮影が可能になったユニークな商品でもあります。
軽量で手のひらサイズなのでカメラを意識することなく、何処でも持ち運びながらの撮れるのが一番のメリットですね。
撮影時間とバッテリー
短時間撮影だと考えることはありませんが、長時間撮影となるとメモリーとバッテリーの事も考える必要があります。
解像度
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バッテリー撮影可能時間
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メモリー容量
64GB
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4k/60fps
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45~50分
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約2時間10分
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1440p/30fps
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70~75分
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約4時間20分
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1080p/60fps
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85~90分
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約4時間20分
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720p/240fps
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85~90分
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約4時間20分
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上図を目安と考えてください。
1時間を超える撮影では必ずバッテリー交換が必要なことが分かります。
もし切れ目なく連続撮影でする場合は、モバイルバッテリーを利用するのが良いかもしれません。
バッテリー交換のためにセットした機材を外して元に戻すと撮影位置が変わるので編集の際、違和感ある映像になるので位置は注意してください。
メモリーも写真と違い動画になると驚くほど容量が大きくなります。最低限64GBは必要だと思っていたほうが良さそうです。
発熱問題
GoProに限ってですが、撮影時間が長くなるに連れて本体が発熱してきます。
機窓からの撮影で太陽が直接当たる際は、特に発熱が大きくなり場合によってはフリーズすることがあります。
私に限ってかも知れませんが、遮光と窓保護を兼ねて黒いスポンジでカメラレンズを覆ったのですが、これが失敗!
余計に本体が熱を持つことになり、途中から何度もフリーズしてしまいました。
仕方なく覆っていたスポンジを取り除くと正常に作動しましたが、僅かですが「映り込み現象」が発生したのは残念でした。
実際に撮影した動画はこちら
Flight SQ942 SIN‐ DPS B787 -10 Business Class
まとめ
機窓からの撮影は、ウエラブルカメラの登場で大変手軽になりました。そして手ブレ補正や画質の向上で高品質の映像が誰でも簡単に得ることが出来るようになったのはうれしい限りです。
ただ、素人の私にとっては解決できていない問題点も残っています。
今後も試行錯誤を重ねながらよりクオリティの高い映像を得る努力は必要なようです。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。
何処かの誰かひとりでも役に立てば幸いです。
しーゆー ねくすとたいむ いふ ゆー うぉんと !
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